2,899m
赤岳 八ヶ岳 横岳
2008年6月19日(木)、20日(金)


『荒れる赤岳稜線』


今回のテーマは梅雨の晴れ間を狙って、@八ヶ岳縦走(硫黄岳、横岳、赤岳、阿弥陀岳) と A可憐な花を求めて です。

久しぶりの 『公』 とのトレッキング、待ち合わせは『茅野駅』。
新潟を出発し、北陸道、上信越道、中央道を通り『諏訪IC』で下ります。
9時過ぎに新宿から始発で到着した『公』を拾い、『美濃戸口』へ向かいました。


『八ヶ岳山荘』

『美濃戸口』↑から左の林道に入ります。
けっこうな悪路ですが九十九折で標高を上げ、『やまのこ村』か『赤岳山荘』の駐車場に停めます。(1日1,000円)





出発 10:12 すぐ美濃戸山荘があり登山道分岐です 右の南沢(行者小屋)登山道へ進みます


針葉樹林帯を進んでいると・・・・

  



『 ホテイラン 』

え〜、うっそう。いきなりゲットだせ。
やや終期のためか、イメージよりやや細めだが間違いなく『布袋蘭』だ。


『白花ホテイラン』

あまりに、あっけなく発見できたので、この先でも群生しているのでは・・・・
しかし、どこにも咲いていませんでした。



その後、『南沢』を何回か徒渉します。

すごい倒(流)木






『コミヤマカタバミ』 通称マムシ草



『大岩』多数








『白花ヘビイチゴ』



苔蒸す針葉樹林帯を進みます 『イワカガミ』 あれは・・・『横岳』の稜線のようです




『キバナノコマノツメ』


今回は梅雨の晴れ間を狙っての山行で、『赤岳鉱泉』から『硫黄岳』、『横岳』、『赤岳』、『阿弥陀岳』を縦走するつもりでいた。

しかし沖縄が梅雨明けし、梅雨前線は北上し、全国的に天候が崩れてくるようだ。よって計画を変更し『赤岳』への最短コースを進んでいます。
それは気象変化に合わせて、宿泊を『行者小屋』、『赤岳展望荘』、『赤岳山頂小屋』と柔軟に変更できるからです。

『白河原』を進みます 『大同心』、『小同心』かな? 『行者小屋 → 』



『行者小屋』 12:37


約2時間半かかり行者小屋に着きました。
ここで雨がポツリポツリと降ってきました、屋根の下のテーブルをお借りして昼飯としました。


13:20

雨は止み、『赤岳』も『阿弥陀岳』も見えています、時間もありますので『地蔵尾根』を登り『赤岳』を目指すことにしました。





ダケカンバ越しに『中岳』、『阿弥陀岳』 結構、急です
天候が悪化
下のお地蔵様 階段 & クサリ多数 上のお地蔵様
『赤岳展望荘』 14:30

『行者小屋』を出たときには、風は感じませんでした。
針葉樹林帯を抜けると、さらに急勾配になり、クサリや梯子が何箇所かあります。
『下のお地蔵様』あたりから、だんだん風が強くなり、稜線の『地蔵の頭』にでるとさらに強風となった。


稜線で風に飛ばされないように進み、『赤岳展望荘』に飛び込んだ。どうも、宿泊客はだれもいないようだ。
今晩の宿泊をお願いすると、『これから天候がさらに悪化すると、強風で明日下りられなくなります』
『・・・・(想定外だ)』

判断を迫られた、@明日の停滞を覚悟して宿泊する。A今きた地蔵尾根を下り撤退する。


撤退 『地蔵の頭』
慎重に下ります
15:14

『行者小屋』まで戻ってきました。

ここにも、宿泊者はいません。独占&貸切でした。



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