飯豊山荘までの道路は、まだ封鎖されていました。
雪の少ない年なら登山口脇の駐車場まで入れたと思います。

4月29日
ゴールデンウィークは、雪崩で危険な状態でした。
登山道の最初は急登が続きます。
気温が低めで、芽吹いた木々が太陽の光をさえぎり助かりますが、風がありません。

『朝日連峰遠望』
登るにつれ木々の間からまわりの山や峰が見えてきます。
1時間も登ると尾根に乗り、絶景の中に今自分が置かれていることことに気づきます。
ドンピシャ狙いで来ましたが、想定以上の美しさです。
ブナが芽吹き、タムシバは咲き始め、多様な植生ならではの新緑を奏でています。

『雪道』
どうも豪雪地帯の標高1,000mぐらいの山が、残雪具合と多様な植生が
ベストマッチングとなり美しい景色を作りだすように思います。

『絶景に見とれる』
残雪と新緑のバランスが抜群で、ジャストタイミングです。
さらに気温は低めで、青空も冴えています。

『新緑真っ只中』
タムシバは『匂いモクレン』と言うそうです。
確かにいい香りを放っていました。(当然確認しました)

11:05
期待通りの絶景で言葉がありまん。
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『 右 端 』 |
時間の許す限り山頂では至福の時(ランチ)と絶景を楽しみます。
時間の経過と共に、日差し(角度)が変わり、景色もどんどん変わります。
太陽を背にすると青空は濃くなりすっきりしますし、山の表情もキリリとしてきます。

12:50
名残惜しいですが、下山にかかります。
タムシバとシャクナゲが同時に見ることができるとは思っていませんでした。
シャクナゲはまだ咲き始めで、これからが本番でしょう。
林道を20分歩き車に戻りました。
当然、梅花皮荘で温泉に入り岐路につきました。
ありがとう、倉手山、また来るよ
完

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