2,141m
平ヶ岳
2008年10月18日(土)


『誰が呼んだか玉子石』


深田久弥の『日本百名山』のうち、新潟県の山は朝日・飯豊連峰を除くと9山ある。
両連峰の主稜線は新潟県境であるが、大朝日岳、飯豊本山は山形県と福島県である。

9山のうち、純粋新潟県は妙高山火打山越後駒ヶ岳で、残り6山は県境に位置している。
雨飾山高妻山苗場山は長野県と、谷川岳巻機山、平ヶ岳は群馬県とである。

最後になってしまったのは、深田久弥が5日間かけて登った『平ヶ岳』です。
新潟に住んでいて『いつかは百名山』を進めている雅としては、未踏では済まされない・・・・
しかし、唯一?の登山口である鷹ノ巣からは往復10時間以上かかります。
雅にとっては、テント泊でないと難しく、同行予定者との日程調整は不調で延び延びになっていました。

そこで、ついに奥の手を使ってしまいました・・・

送迎付き皇太子も歩いた登山道です。

登山前日
豪華料理 (山の幸:山菜・きのこ・川魚) ご主人 二尺岩魚 (65.5cm、2,900g)


伝之助小屋 での夕食会(5時半)は、独特のものです。
ご主人による豪華料理の説明で始まり、深田先生や皇太子の話、平ヶ岳の登山案内(明日のタイムスケジュール)、最後は全員での自己紹介となります。

中ノ岐林道の送迎を利用して『平ヶ岳』登山をする方の多くは百名山ハンターです。
98山目という方もいました、伝之助小屋では97山以上の方にはタオルをプレゼントしてくれます。


中ノ岐林道終点 標高1,231m

マイクロバスは4時に伝之助小屋出発、R352を尾瀬方面に15kmを約30分で進み、雨池橋に着きます。
ここからゲートを空けて中ノ岐林道を約14km進みます。(約1時間)

5時24分、ヘッデンをつけて歩きはじめました。







まず徒渉 落葉しています 明るくなり、後方の山並みが見えました
朝食場 6:00 五葉松

出発が4時ですから、朝食は伝之助小屋特製おにぎりです。




紅葉帯 クロベの木

荒沢岳が見えました






朝陽があたりはじめた山々 シラビソ帯 草原の木道に出ます






玉子石分岐の標柱 7:29 池塘 と 月 (薄氷が張っています) ↑たまご石 風化して危険・・・近寄らないで・・・



7:34


見たかった玉子石、お決まりの構図ですが、やはり嬉しくなります。
ただ考えていたのと違うのは、他の構図が取れないことと、見晴らしがすばらしいことです。

巻機山や中ノ岳、越後駒ヶ岳、荒沢岳が見えています。



玉子石の背部


分岐まで戻り、『池の岳』経由で山頂に向かいます。
分岐を過ぎ、振り返ると登山者多数 玉子石前山を越えると 逆光に『燧ケ岳』が現れました
木道脇に大きめの池塘 荒沢岳が見えました 正面が『池の岳』
←山頂1.1km、↑たまご石0.7km、姫池→

平ヶ岳の魅力は、山頂湿原と池塘群でしょう。
『鷹ノ巣』からの道は『池の岳』へ登ってきます、そこで『姫池』と『池塘群』と出会います。

水がたまりミズゴケが生える、水がせき止められ小さな池になる、
池の淵にスゲ類が生え池が深くなる、長い年月で底に泥炭がたまる、水がかれると泥炭が分解され植物が生え湿原になる



8:25
『池ノ岳の姫ノ池』から『平ヶ岳』

玉子石と平ヶ岳山頂と池ノ岳はトライアングルになっています。
当然、それぞれへ続く木道も鞍部でトライアングルから派生しています。

直進:平ヶ岳、右:たまご石 池ノ岳と平ヶ岳の鞍部に下ります 再び湿原出現
たまご石と山頂分岐 『ツガ廊下』と呼ばれるオオシラビソの林 抜けると再び木道になります、右には →
見晴らしのない『二等三角点』


燧ケ岳 〜 景鶴山 〜 至仏山
中央奥には、日光連山、右奥には上州武尊山が見えています。


左の山並みをみながら、三角点の先に木道はまだ続きます

まもなく行き止まりになります 山頂池塘群が最後です。9:02 山頂をへて鷹ノ巣へ10.7kmの表示


『山頂池塘』

ここは平ヶ岳山頂ですので、見えている『中ノ岳』と『越後駒ヶ岳』より高いところに池塘があることになります。

戻ります 左:テン&水場経由たまご石、右:姫池 テント二張りOKかな



下から 再び玉子石 後ろから
中ノ岳、駒ヶ岳、荒沢岳を後に

玉子石がこの場所にピッタリの景観となっているのが不思議です。
見晴らしもよく、いつまでも眺めていてもあきません。

分岐、左へ 下ります ナナカマド紅葉
五葉松






のぞき紅葉
林道終点にマイクロバス発見 最後は徒渉 帰還 12:16
秘密兵器、衛星電話


中ノ岐林道は一般車通行止めです。
下りてきたら登山口にマウンテンバイクが2台ありました。
14kmの林道(半分くらいは悪路)を漕いできたのでしょう、すごい輩もいるものです。


紅葉は終期でしたが、晩秋の快晴に大満足です。

ありがとう、平ヶ岳、またくるよ。





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