1,969m  荒沢岳 Arasawa 2008年10月19日(日)

『いざ難所へ』


『荒沢岳』

その名はあまり有名ではない。それは登山者が少ないからだと思う。
人は登った山の話はするが、計画しても断念した山の話はあまりしないだろう。

深田久弥の『日本百名山』の後記にその名があるが、登ろうとしても登山口が奥深い(今はそれほどでもないが)こと、
登山にも時間がかかること、そして難所があること・・・などで優先順位が低くなってしまうのだろう。

当然深田クラブが昭和59年に選定した200名山にはその名があるが、
昭和53年に日本山岳会『山日記』編集メンバーが選定した300名山には荒沢岳の名はない。

昭和46年に奥只見シルバーラインが開通しているのですが・・・・


登山口 5:55 標高760m


荒沢岳登山口は、奥只見シルバーラインの銀山平出口から右の枝折峠方面へ曲がりすぐあります。
『伝之助小屋』の手前と先の2ヶ所に登山口があり、前山で合流します。
綺麗なトイレのある手前の駐車場は登山者の車でいっぱいになりました。(15台)

この時期の日の出はだんだん遅くなり、ヘッデンなしでは6時近くにならないと歩きはじめられません。
早いかたは5時くらいから出発していきます。今日はガスも出ていますし、明るくなってからの出発にしました。







右は道行山・明神峠方面 朝陽があたり始めました 『前山』三角点から駒ヶ岳 6:35
伝之助小屋からの登山道が右から合流 前ー と 荒沢岳



紅葉の尾根道を進みます

前山(標高1,091m)まで登るうちに、ガスはだんだん取れてきました。
こういう日は快晴になります。後は紅葉とのタイミングがジャストかどうかです。

本来は先週の予定でしたが、休みが合わずに一週間遅いチャレンジとなりました。
この影響はありますでしょうか?


『 前ー(マエグラ) 』


荒沢岳にこだわっています。
今まで最高の紅葉は、『八海山』でみた見上げる紅葉です。
これに出会ってから、紅葉についての造詣(大げさ)が深くなりました。

美しさに影響するかずかずの要素の組み合わせで、ジャストタイミングは変わります。
お天気(当日だけでなく経過)、時期(決行日)、標高、地域特性、植生、取り合わせ(岩、沼、湖・・・)
いくらでもあるなかで決めておきます。どの山のどの時期のどんな天候なら登ると。

荒沢岳は去年の絶景紅葉のメインターゲットなのです。






『前ー』が迫ります
後方に『未丈ヶ岳』が見え始めました




『もみじ燃える』

1時間42分で『前ー』の取り付き(これより岩場注意の看板)に着きました。
去年の秋にここで雨がひどくなり、撤退しています。
今日は一年越しのリベンジです。

右には常に 『越後駒ヶ岳』 まもなく『前ー』 左には『会津の山並み』



7:37 横移動 長い梯子
細い梯子 鎖 & 湾曲梯子






左にトラバースし 登り来ると 視界開けて荒沢岳雄姿



『鋸歯の壁』

『前ー』の前半が終了し、垂直壁の側面にでます。
え・・・、何処を登るの・・・・


『魚沼の山々』

後ろには上ってきた登山道、枝折峠、毛猛山塊の後ろに守門岳・浅草岳、右に未丈ヶ岳が見えました。
しばし休憩し、先の登山道をさがしますが・・・・


『垂直壁を登る先行者』

お二人は躊躇なくGO この中にトラバース道があります



後続者






最後の直登 『前ー』山頂 8:36





『突き上げる尾根道』

緊張の鎖場を通過して一休み。
八海山の屏風道は短い鎖場の連続で休み休み進めますが、ここは長い鎖が多く忍耐力も必要です。

『前ー』山頂を振り返る まだまだ続く荒沢岳へのアップダウン オブジェ風
後方に越えてきたピーク





登り初めて約3時間、快晴になってきました。

『前ー』を越えてから、だんだん急になってきました、昨日(平ヶ岳)の疲れも残っています。
だんだんスローペースに・・・・



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